キャッシングの遅延利率について

返済遅延になると、さあ遅延利率のご登場!遅延利率って何?

キャッシングでお金を借りた時、必ず20%以下の金利を加算し返済するのが常ですが、返済が滞ると遅延利率によって返済額が算出され、その額を返済する義務が生じます。その遅延利率とは具体的にどんなものなのか見ていきたいと思います。

遅延利率とは

簡単に言えば、遅延利率は返済を怠ったペナルティと考えられます。通常の金利より高い利率が設定されていることが一般的ですが、例えば、大手キャッシング会社のプロミスの遅延利率は20%となっています。フリーキャッシングの上限が17.8%ですから、それよりも高い利率となっていて、現在の法律下において20%は上限金利となっています。

どういう時に遅延利率が適用される?

例えば、50万円のキャッシングを行ない、毎月3万円の返済を行なうとしましょう。1回だけ返済日を過ぎても支払わなかった場合に、すぐに遅延利率が適用になるわけではありません。大手のキャッシング会社または優良会社であれば、やんわりと返済の催促をしてくるのが一般的です。

しかし、月々の支払いが何度も遅れると、キャッシング会社の対応は変わってきます。契約書に記載されているように、キャッシング契約が解除され、元本全体に遅延利率が適用になることでしょう。ですから、上と同じように50万円借りているのならば、50万円全体に遅延利率が適用になるということです。

簡単に考えれば、今まで17.8%の金利で借入を行なっていたのが、新たに20.0%という金利で返済額が計算しなおしになるという事です。当然金利が上がれば返済額も多くなりますので、是が非でも遅延利率適用になる状況は避けたいものです。

それでも払えないとどうなる?

まず、遅延利率が適用になった時点で信用情報機関に事故情報が記録されますので、あなたはブラックとなってしまいます。そうなると、現在のキャッシングの返済が済んでも次の借入はない、と考えて間違いありません。5年ほどは新規のキャッシングやローンは組めないと思って下さい。

また、遅延利率による返済が全くできないのであれば、それは明らかな資金繰りの行き詰まりです。借金のためにどこかからか借金するようなことはせずに、潔く債務整理を考慮するのがベストの選択かもしれません。しかし、このような結果にならないためには、やはり借入前から返済計画を入念に立てることや、返済への心構えをしっかり持つことが欠かせません。
(⇒確実な返済の秘訣とは