キャッシング・消費者金融の基礎知識

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こんなところで借りられます、意外なキャッシング可能な場所とは

キャッシングってどこでできるの?借りるたびに、何か特別な手続きが必要なの?と考えるのも無理はありません。しかし、キャッシングはあなたが考えるより非常に身近で且つ簡単に行えるんですよ。キャッシングは一般的にどこで行えるのか、ここでご紹介したいと思います。

インターネット

一番ポピュラーな方法ともいえるインターネットでの借入ですが、ネットがつながっていればどこでも借入申請できるのが魅力的です。しかもパソコンだけでなく、今流行のスマートフォーンや携帯電話からの申込みももちろんOKです。インターネットでの申込ですと、たいていのキャッシング会社はこのような手順で現金を融資してくれます。

・会員ページから借入申請 ⇒ あなたの銀行口座に会社から現金振込

現金振込までの時間は業者によって異なりますが、キャッシング大手のプロミスなら最短10秒での振込をしてくれるのでオススメです。
(⇒プロミスの‘瞬フリ’に注目!

電話

たいていのキャッシング会社は、電話での借入受付も行っています。サービスが充実している会社なら、24時間対応で受けつけていますから、ネット環境にない場合でも問題ありません。
(⇒サービス充実のキャッシング会社はこちら

店頭窓口

あまり人に知られたくない、会いたくないという人が多いので、店頭窓口での借入申請はマイナーかもしれませんが、大きなメリットがあります。それは、店頭窓口なら、スタッフに借入や返済に関しいろいろと相談しながら借りられる点です。そうすれば、とりわけ初めて借りる場合などの不安を取り除けますよね。店頭窓口での借入方法もぜひ活用して下さい。

ATM

利用する業者専用のATMまたは提携ATMでの現金引き出しが可能です。専用ATMの場合、手数料がかからないことが多いのですが、提携ATMですとATM利用手数料が徴収されることが一般的です。しかし、ATMはどこにでもありますし、ATM設置のコンビニがほとんどですから、これも見逃せない借入方法となります。

以上の方法で一般的に借入できます。キャッシング各社によって若干方法は異なりますし、手数料が取られるケースもありますので、事前調査をしたうえで借入を行なうと良いでしょう。

こんな裏事情があったとは!キャッシングをする理由はこれです

あなたはもしかしたらこれからキャッシングを利用しようと考えているのかもしれませんが、キャッシングの利用目的は何ですか?実はあなたと同じ理由でキャッシングを利用している方は少なくないかもしれません。ここでは、消費者がキャッシングを利用する目的とその実態について詳しくご紹介していきます。

キャッシング、カードローン利用の目的とは

金融機関(銀行、消費者金融会社、クレジット会社含む)でキャッシング(カードローン)を利用する方の目的は・・・

1位:生活費
2位:自動車、家具、パソコンなどの購入資金
3位:他の借入の返済
4位:旅行やレジャー
5位:クレジットカードの支払

統計はこのようになっております。そう、生活費の補てんのためのキャッシングが大きな理由となっているのです。日々の生活の資金繰りを何とかするために借りることが多く、生活に馴染み深いものとなっていることをうかがい知れます。

また注目したいのは、第3位の「他の借入の返済」のために借入を行なっている点です。つまり、多重債務に陥っている方が少なくないことを銘記させられる統計となっています。

統計から得られる教訓

この統計から得られる教訓は、キャッシングにはメリットもデメリットもあり、自分次第でメリットを活かせることも可能ですし、逆にキャッシングを悪用してデメリットを作り出すこともあるということです。それは、上記統計の第1位と第3位から推察できることです。

生活費のためにキャッシングするのは悪いことではありません。しかし、それが習慣となってしまうとどうでしょうか。キャッシングを悪用していることになるかもしれません。よく考えてみて下さい。生活費というのは毎月必ずかかるものであり、毎月生活費の補てんのためにキャッシングをしているということは、生活を賄えていないことになります。

そうして毎月「少しずつ」キャッシングしていると、生活の基盤が借金となってしまいますし、想像以上に借金が膨らんでいってしまうことが多々あるのです。そうすると、統計第3位にあるように、多重債務に陥り、最悪自己破産を申請しなければならなくなるかもしれません。
(⇒多重債務の行く着く先とは

キャッシングを善用する

キャッシングは自由に行えますし、目的ローン以外のフリーキャッシングであれば、基本的に使途の制限がありません。しかし、自由には範囲があるもので、全くの無制限なわけではありません。キャッシングの利用法をしっかりと身に着け、正しい方法でキャッシングを利用する必要があるでしょう。
(⇒キャッシングの心得とは

生活費の補てんが目的でキャッシングすることも悪くはありません。しかし、生活費の無駄を省いたり、ある程度の努力をしたうえでのキャッシングが非常に有用なわけですから、その点に関して正しい見方を保ってキャッシングを利用することにしましょう。

えっ?こんな人が!?キャッシングを利用する意外な人とは

初めてキャッシングする人にとって、キャッシングというのは馴染みの少ないものかもしれません。利用する機会がなかったかもしれず、利用しようと思わなかったのかもしれません。理由はいずれにしろ、キャッシングを近い存在として感じるなら、これからのキャッシング生活をよりエンジョイできることでしょう。

では、実際にキャッシングを「馴染み深い」ものとして感じている人はどれくらいいるのでしょうか?言い換えるならば、キャッシングを利用する人はどれくらいいるのか、またそれに付け加え、どんな人がキャッシングを利用するのか、その統計をご紹介したいと思います。

キャッシング利用者数

まずは、キャッシング利用登録をしている方の統計ですが、現在1600万人ほどの人がキャッシング登録をしているようです。この数字は、就労者の5人に1人の計算になりますから、印象は「ずいぶん多くの人がキャッシングをしているんだなあ」といったところでしょうか。

そのうち、男性と女性ではどちらが多いと思いますか?実は、男性が約86%、女性が14%となっており、男性の方がキャッシング利用に慣れ親しんでいることが一目瞭然ですね。総量規制もしかれ、女性の利用者数はそんなに増えることはなさそうです。

ついでに性別年齢別の構成もみてみましょう。順位は以下の通りです。

1位:50代男性
2位:30代男性
3位:40代男性
4位:20代男性
5位:50代女性

以上のように年齢別のキャッシング利用者数のランキングとなっていますが、非常に興味深いのは、男性女性ともに50代の方の利用者数が一番多い点です。なぜ50代の利用者数が多いのか、そのことに関しては別の機会に報告できたらと思います。

職業別の利用者数

では、どんな職業の方がキャッシングを主に利用しているのでしょうか?こちらもランキング形式でみてみましょう。

1位:販売・セールス・管理職
2位:技術・専門職
3位:事務・管理職
4位:パート・アルバイト
5位:個人経営

以上のようなランキングになっているのですが、なぜ1位が販売・セールス・管理職の方なのでしょうか。実は、仕事の便宜を図るうえでキャッシングを多用することが多いからのようです。例えば、セールスマンの方は、顧客に商品を売ってもすぐに代金を回収できるわけではありません。ですから、まずはキャッシングをつなぎ資金として利用するというわけなのです。

ランキング外になったのは「法人経営者」です。なぜキャッシング利用が少ないかと言いますと、法人の方は個人向けがメインのキャッシングではなく、銀行ローンを主に利用するからです。その方が金利などの優遇もありますから、法人経営者がランキング外なのもうなずけます。

年収別の利用者数

どれくらいの年収の方が主にキャッシングをしているのか、最後にみてみましょう。

1位:400万以上500万未満
2位:200万以上300万未満
3位:300万以上400万未満
4位:500万以上600万未満
5位:600万以上800万未満

ここで注目に値するのが、年収200万未満はランキング外であるという点です。年収が低いほどキャッシング利用の機会も多いのでは?と思うかもしれませんが、実はそうでもないようです。というのは、年収が200万円未満ですと、キャッシング審査が通りづらく、借入する方が少ないのが現状です。

年収200万円以上という数値を目安として覚えておくと良いかもしれません。しかし、あくまでも目安、安定した収入があれば申込みは可能です。さっそくキャッシングの申込みを行なうことにしましょう!
(⇒まずは申込みに関する基礎知識を得よう

長所も短所も把握しよう、キャッシングのメリットとデメリット

当然のことではありますが、キャッシングのメリットとデメリットを意識しておくだけで、その後のキャッシングを有意義に且つ効果的に利用することが可能になります。そこで、キャッシングのメリットとデメリットを改めて確認しておきましょう。

キャッシングのメリットとは

キャッシングをすることによって得られるのは現金だけではありません。現金を手にしたいのには理由があるはずです。新型iPhone、iPad、パソコン、家電、その他新商品等々、発売されれば買いたくなるのは当然です。欲しいものすべてを買うことはオススメしませんが、時に奮発して買う必要がありますよね。

そうした新商品を手に入れるためのキャッシング、現代では必要なことであり、キャッシングをすることで手にするメリットでもあります。

もちろん、キャッシングの理由は新商品を買うだけではありません。さまざまな状況から生じる困難を乗り切るために利用することも多々あります。もしかしたらこちらの理由の方が大きいかもしれません。理由は様々ですが、キャッシングによる現金融資で生活の困難を乗り切ることも可能になります。これも大きなメリットと言えるでしょう。

忘れちゃいけないデメリット

キャッシングの仕組みで学びましたが、キャッシングには金利が必ず加えられます。金利がなければキャッシング会社の利益はゼロ、会社としての存在価値がありません。

キャッシングの金利は相対的に高めですし、長く借りれば借りるほど返済額が多くなるのが一般的です。金利を支払うことによって様々な状況の利便性を手にしているわけですから、金利は決してデメリットではないのですが、借り方や借入金額によってはデメリットと化す場合があるので注意が必要です。

また、金利は消費者にストレスや圧力を与えるものです。借りたお金を返済できなければ、最悪自己破産となり生活と人生が破たんしかねません。そう考えるだけで、毎日の生活がストレスになる方もいるでしょう。
(⇒キャッシングの返済を怠るとこうなる!

ちょっと考えてみて下さい。利息なしの借入と利息ありの借入、どちらがストレスを感じますか?私はもちろん利息ありの借入と答えますが、あなたも同じように答えると思います。それだけ金利のかかるキャッシングはストレスになりますから、キャッシングはあくまでも「短期間で少額」がベストです。

ここではキャッシングのメリットとデメリットを具体的に考えてみました。これらを頭に入れておけば、申込みから返済まで意外なほどスムーズに行えると思います。気張らずにさっそくキャッシングを始めることにしましょう。
(⇒大手キャッシング会社での申込から利用まで

一体どうなっているの?キャッシングの仕組みを徹底解剖!

消費者金融会社や銀行から融資を受けるキャッシング。基礎知識については以前の記事で学ぶことができましたが、キャッシングの仕組みとは一体どうなっているのか、キャッシングの主な特徴とは何か、さらに具体的にお話ししたいと思います。

キャッシングの主な特徴

キャッシングの優位性が際立つのは「無担保・無保証」で現金を借りられる点です。一般の銀行ローン等では、必ず保証人または担保が必要となります。住宅ローンなどを組んだことがある方は分かるかもしれませんが、キャッシングにおいては、その保証人や担保が不要となります。

保証人や担保が要らない融資ですから、その分金利が若干高めです。例えば、大手キャッシングの「プロミス」でフリーキャッシングを行なうと、最大で17.8%の金利がかかります。仮に10万円を30日間、金利17.8%で借りたとすると・・・

■10万円×17.8%÷365日×30日=1,463円

の利息がかかります。そんなに高いものではありませんが、キャッシングと金利はワンセットとして考える必要があり、その金利はその他ローンと比較して若干高めとなります。

一般的な利用額とは

住宅ローンなどは数千万を借金することになりますが、キャッシングの場合は数十万、どんなに多くても300~500万くらいが限度額となります(プロミスの最大利用額は300万円)。ですから、キャッシングの借入金額は少額で、言い換えるならば小口融資と言えるでしょう。

これらキャッシングの仕組みをふまえると、キャッシングのセオリーは以下の通りになります。

【少額を短期間借りること。なるべく早く返済すること】

自分の返済能力を超えて借入すると、金利が高めのため返済が困難になり、自転車操業に陥ったり、最悪債務整理を行なうことにもなりかねません。ですから、比較的少額を短期間借りるのがベストな選択と言えるでしょう。これらキャッシングの仕組みをよく頭に入れながら、現金を有効活用していきましょう。
(⇒キャッシングの借入方法はコチラ

これを知らなきゃ始まらない!キャッシング基礎知識イロハのイ

キャッシングと聞いてイメージするのは「お金を借りること」、でしょうか。その通りです。もう少しだけ厳密に言うと、キャッシングとは、金融機関が個人に対して行う現金融資、と定義されています。

金融機関とは、銀行はもちろんのこと、消費者金融業者や信販会社などが含まれます。このキャッシングという言葉を、キャッシング・ローンやカードローンという言葉に置き換えて言う場合もありますが、この3単語の大きな差異はありませんので、基本的には現金融資と考えて間違いはないでしょう。

金融機関からキャッシングをすると、借りた側(債務者)は借り入れた金額(元金)に金利を加えて返済するのが基本ですが、金利はキャッシング会社やサービス形態などによって変動します。言うまでもありませんが、債務者にとって金利は安ければ安いほどお得です。

言うなれば、金利が安いならその分返済額が少なくてすむということです。ですから、キャッシングをするうえで、なるべく金利の安いところで借入を行なうとするのもうなずけますね。時々、キャッシング業者によっては無利息期間を設けていますので、そうしたサービスを上手に活用するとお得なキャッシングが可能になります。
(⇒無利息サービスをしているのはこの業者!

キャッシングの返済は、たいてい分割払いで返済することになります。金額にもよりますが、一括で返済するのはまれでして、キャッシング各社が定める返済方法によって毎月返済するのが一般的です。
(⇒大手キャッシング会社の返済方式とは

キャッシングの返済を1回でも怠るとどうなるでしょうか。法律用語で難しく言いますと、債務者は‘期限の利益’というものを失い、将来返済するはずだった金額も含め、借入残高を一括で返済しなければならなくなってしまいます。契約上定められていることですから、キャッシングをする時には2つの点に留意しなければなりません。

一つは、返済能力を超えた金額を借入しないこと、二つ目は返済計画を立てること、この2点を考慮してからキャッシングしないと、何らかの形でペナルティを課されることになります。ぜひ‘大人のキャッシング’を心がけたいものです。
(⇒その他キャッシングをする上で大切な事とは

以上、キャッシングの基礎知識についてご紹介いたしましたが、なんとなく概要はお分かりいただけたと思います。これら基礎知識を頭に入れながらキャッシングを始めることにしましょう。

子供も口ずさむ、キャッシングのテレビCMの裏事情

昭和生まれの方ならご存じかと思われますが、1990年代はキャッシングのテレビCMの全盛期でした。しかし、今は夜中の時間に素朴なCMが流れるだけとなってしまったのですが、それには特別な理由とこれまでの様々な過程が関係しているのです。

キャッシングCM全盛期

キャッシングCMが全盛期の時、女性がCMでデビュー、その後はトップアイドルへの階段が用意されていた、といっても過言ではない状況でした。実際、多くのアイドルを排出したわけですが、キャッシング業者の売り上げもうなぎ上り、貸付残高は約8年で倍増したのです(1996年~2004年の比較による)。

子供までがキャッシングのCMの歌や決まり文句を口ずさむ状況でしたから、広告の影響力を再認識すべき時期でもありました。規制を求める声が上がり始めたのはちょうどその頃です。

キャッシングCM規制の過程

2005年には、午後5時~9時の間、キャッシング業者のテレビCM放映禁止となり、それとほぼ同時に、消費者金融の内容を伝えていないもの、計画的利用を促す表現が入っていないものも不合格となり、放送不可となってしまいました。

確かに、すでに倒産した某業者のレオタード姿の女性がダンスしているCMは、内容自体はキャッシングに全く関係ありませんでしたからね。規制の声が上がっても仕方ないと言えば仕方なかったかもしれません。

その後、2006年には午前7時~9時、午後5時~10時の間もCM放送禁止となり、さらに各社のCMは100本/月と制限され、しかもそのうち午後10時~深夜0時は50本までという厳しい規制がしかれたのです。

キャッシングCMの現状

こうした過程をふまえ、深夜だけに「真面目」なキャッシング業者のCMが流れるという現状に至るわけです。私もキャッシングCM世代ですから、キャッシングCMとともに育ったと言っても良いくらいなのですが、そのCMが影を潜めている現状はさみしい限りです。

今敷かれている規制の範囲内で、さらにユニークなCMが生まれることを心から期待しています。

キャッシング返済に時効は成立するのか・・・考えたことある?

キャッシングの基本中の基本ですが、お金を借りた側(債務者)は貸し手であるキャッシング業者(債権者)に、借りたお金を返済すべきなのは言うまでもありません。しかし、債務者が債権者にお金を払わなくてよくなる時期、つまり「時効」が成立することってあると思いますか?

結論から申しますと、あります。物理的には可能です。しかし、現実的な話ではありませんし、時効成立を狙っても良いことは何もないということだけは、はっきり言っておきましょう。

時効成立は5年

専門用語で言うと、キャッシングで借りたお金は「商事債券」と言い、5年で時効が成立することになっています。しかし、以下の条件を満たして初めて成立となります。

◆時効が中断していない
◆援用手続を行う

時効の起点となるのは、返済をしなかった翌日です。例えば、毎月10日が返済日で、7月10日と8月10日は返済済み、しかし9月10日は返済しなかったとなると、9月11日が時効の起点となります。その日から5年が経過すると時効成立です。

しかし、上の条件にあるように、時効が中断していない場合のみ時効成立となります。どんなケースで時効が中断するかというと・・・

●キャッシング業者の請求があった場合
キャッシング業者が裁判所などを通して請求手続きしたならば、時効の中断となります。

●キャッシング業者による差押え、仮差押えまたは仮処分があった場合
キャッシング業者が債務者の財産や給料を差し押さえる権利を行使した場合にも、時効の中断とみなされます。

●債務者が借金の承認をした場合
債務者側が借金の存在を認める何らかの行為をした場合、時効の中断となります。例えば、キャッシング業者が「1,000円でも良いので払って下さい」と請求してきた時に、もし払ってしまったなら借金の存在を承認したことになり、時効は中断となります。

また、援用手続きを行なわないと時効は成立しないということですが、援用手続きとは「時効が成立したので、借りたお金は一切返済しません」と宣言することです。時効である5年が経過しただけでなく、この宣言が時効成立の必須条件となります。

時効成立は現実的な見方?

一言で言えば、非現実的でしょう。まず、キャッシング業者も貸金業のプロですから、時効成立のリセットを狙って時効中断となる債務者の「承認」を取り付けようとするのは必至です。

では、キャッシング業者とコンタクトが取れないよう夜逃げをしたならどうなるでしょうか?夜逃げで行方をくらましても、キャッシング業者は「公示送達」という手段を使って、時効中断事由である請求を行なってきます。公示送達、つまり、裁判所に掲示することによって本人に返済請求をしたことと同じにする行為のことですが、公示送達があればまたそこで時効算出がリセットされてしまいます。

ですから、キャッシングの返済を何とかしないで済まそうと考えること自体大きな間違いであることを「承認」すべきなのです。キャッシング前から返済に対する心構えをもっておくことが賢明です。
(⇒返済に対する心得を学ぼう!

こんな内容になっていたの?意外に見ない契約書に関する条項とは

キャッシング申込みから利用までの流れは、すでに頭の中に入っているかもしれませんね。申込み ⇒ 審査 ⇒ 契約 ⇒ 借入、というのが主な流れでしたが、契約時に契約書に書かれている様々な条項を一つ一つ確認する方はほとんどいませんし、キャッシング各社も事細かに説明してくれるわけではありません。

しかしながら、契約書の条項の中で、実は要確認の項目があるのをご存知でしたか?意外と知られていない項目、しかし要チェックの重要項目を一つご紹介したいと思います。

消費者信用団体生命保険

キャッシング業界で通称「団信」と言われている生命保険のことですが、この団信について契約書に書かれているかどうかをチェックするのは、実は非常に重要なんです。

この保険は、キャッシング各社がキャッシング利用者にかける保険で、利用者が万が一死亡等の理由により返済不能に陥った場合、キャッシング会社に保険金が支払われ、利用者である契約者の返済残高に充てられることになっています。

団信のメリットとデメリット

この保険のメリットは、キャッシング会社も死亡した契約者の遺族も損失を被らない点です。しかし、いくつかデメリットがあり、その一つは、キャッシング各社は契約者の死亡診断書をもって保険請求をすることになりますので、遺族が悲しんでいる時に遺族に死亡診断書を請求、その結果故人の借金が発覚し、遺族は二重の苦痛を感じるという点です。

また、重大な問題点として、契約者が借金苦に陥った場合、この団信を活用しようと思い自殺するケースです。あくどい会社であれば、死んで借金を返せ・・・みたいなことを言わないとは言い切れません。そうした背景から、団信の存在自体に疑問が投げかけられています。

大手キャッシング会社は対応済み

そうした遺族や社会環境をくみ取り、大手キャッシング会社は団信加入を終了する傾向にあります。例えば、キャッシング大手筆頭のプロミスは2006年の時点で団信を解約しています。

では、契約者が死んだ場合、プロミスは個人の残りの借金に関してどのような対応をするのでしょうか?プロミスは、「お客様およびご遺族の方の状況を十分に考慮し、適法に対応させていただきます」と提示しています。契約者だけでなく社会全体のことまで考えてくれるのは、大手だからこそ、と言えるかもしれません。

消費者信用団体生命保険の存在に関して、だいたいお分かりいただけたと思います。団信の存在意義について問うつもりはありませんが、世論を十分考慮し対応している大手キャッシング業者に好感を持てるのは私だけでないはずです。
(⇒大手キャッシング会社に好感を持てる理由とは

これを知れば安心だ!消費者とあなたを保護してくれる法律

これは最後の手段ではありますが、あなたの人生を保護してくれる法律に頼るのも一つの手です。キャッシングをすれば返済は当然のことなのですが、返済が滞り返済が不可能な状態になってしまったとき、以下に挙げる法律を思い出して下さい。法律に基づいて借金を整理することができるのです(債務整理と言う)。

破産法

通称「自己破産」とも言われていますが、破産法の歴史は1922年4月から始まっていて、幾度となく改正が行われているのが大きな特長です。とりわけ20年前あたりから自己破産申請者が急増したため、2005年1月1日~改正破産法が施行されました。この法律が適用されれば、自己債務は100%解消されます。

この破産法は、債務整理の中で一番重いものとなっています。返済苦に陥った時、最初から破産法に保護を求めるのではなく、以下にあげるその他3つの法律を考慮するのが先決になります。

個人債務者民事再生法

この法律を簡単に言うと、債務の一部をきちんと支払うことができるなら、残りの借金は返済しなくて良いですよ、というものです。債務が総額500万円以下なら100万円に減額、総額500万円超~1500万円以下なら総額の1/5に減額、1500万円超~3000万円以下なら300万円に減額、総額3000万円超~5000万円以下なら総額1/10に減額、というのが具体的な内容です。

条件として、住宅ローンの債務は減額なしとなっているのが特徴です。自己破産申請に歯止めをかけるための法律とも言われていますが、マイホームを手放したくない人はこの法律の適用を考えると良いでしょう。

特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律

法律名が長いですが、簡単に「特定調停法」と言われています。これは、調停委員が債権者と債務者の間を取り持ち、債務内容の変更などを調整するものです。上記の民事再生法よりは費用が安く済むのが特徴ですから、この法律適用を検討するのも一つの手でしょう。

司法書士による訴訟手続き

債務が140万円を超えないなら、民事訴訟や民事調停を司法書士が扱えることになっていますから、この法律を根拠に訴訟手続きを行なうことも可能です。キャッシング関連の訴訟はたいてい少額ですから、返済残高が140万円以下ならば司法書士にまず相談してみることもできます。

以上、消費者を保護する法律を列挙しましたが、これはあくまでも最後の手段です。キャッシング前には必ず現実的な返済計画を立て、キャッシングを有効活用することにしましょう。

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