過去に事故があれば…ローンの審査には事故情報が!!
まず、ここで言う事故とは、交通事故とかではないですよ。過去に交通事故にあった事がある人には全く関係のない話ですので、気にしないようにしてくださいね。ここで言う事故というのは、金融機関に関する事故です。いわゆる、ブラックリストの事です。
住宅ローンのような大きなローンであっても、ちょっとした趣味で少額なりローンを組むのであっても、必ず審査があります。どんなに今、仕事が順調であっても、どんなに収入があったとしても、どんなに完璧な状態であったとしても、事故情報に名前が上がってしまっていては、ローンを組む事ができません。
事故情報、つまり、ブラックリストは、あなたの過去の実績です。とくに何も問題を起こしていなければ、どんなに借金をしていた過去があったとしても、事故情報に名前が載る事はありません。同じ500万円の借金を過去にしていても、滞納する事なく、全て返済を終わらせていたら、事故情報に載る事はありません。しかし、滞納を繰り返したり、結局支払う事なく、債務整理や自己破産などをしていたら、確実に事故情報に載る事になります。
ローンを組む時に、現在の収入や返済能力も大切な情報なのですが、過去の実績を見て、本当に貸しても大丈夫なのか、本当に信用できるのかを判断します。どんなにお金を持っていても、過去にギャンブルに全てをつぎ込んでいて、借金を増やして破産していたのならば、信用はないですよね。いくら、自分で「もう、反省したから、今度は絶対に大丈夫です。」と主張しても、貸す側としては信用できない物です。
この事故情報は金融機関みんなで情報を送り合っていると思って良いでしょう。全く関わった事のない金融機関だったら大丈夫というわけではありませんので注意しましょう。また、事故情報が出回っている時に、何度も審査を通すのも、審査ブラックに載ってしまうので避けましょう。
だからと言って、過去に滞納をしたり、債務整理や自己破産をしてたら、絶対にローンを組めないという事ではありません。債務整理や自己破産は、借金に追われた人を助ける為の制度です。助けてもらったから、もう2度と借金ができないというわけではありません。一定期間、反省をしてもらって、自分のお金だけで生活する知恵を身につけさせる為の制度です。一定期間を過ぎると、また借金する事も可能です。つまり、ローンを組む事も可能なのです。
債務整理の場合は3年~5年、自己破産の場合は7年~10年程度は事故情報に名前が残ってしまいます。しかし、これくらいの年数が経てば、自動的に名前を消してもらえます。いつ名前が消えるのかは分かりませんので、だいたいの年数を書きました。もちろん、この期間中にまた闇金などを利用して借金していたり、懲りずにキャッシングに申し込んだりしていたら、期間が延びてしまうかもしれません。
債務整理や自己破産でなくても、滞納や金融機関との契約違反や、迷惑をかけるような行為をしていたら、事故情報になってしまっている可能性も多いにあります。もし、過去に何か問題を起こした覚えがあるのならば、自然に名前が消えるまで待って、それからローンを組む事をオススメします。ムヤミにローンを申し込むほどに、ローンが組みにくくなってしまいますので、注意しましょう。