滞納をしたら遅延損害金を支払う義務

滞納を繰り返した場合は“遅延損害金”を支払う義務がある!?

どんなに安定していると自信を持ってローンを組んだとしても、人生何があるか分かりません。どうしても生活が困難になってしまう月もあるかもしれません。どんなローンであっても、契約をした以上は支払いをする事は義務ですが、どうしても滞納をしてしまう事が絶対にないとは言い切れませんよね。

例えば、うっかり支払い日を忘れてしまっていて、ちょっと滞納をしてしまった。このような事ならば、それほどに問題になる事はありません。次から気を付ければ良いでしょう。どうしても支払い日に間に合わない事情があるのならば、前もって連絡しておいた方が信用にも繋がりますので、できるだけ支払い日を守って、何かあれば連絡をして、もし忘れてしまって、ローン会社から連絡があったら、すみやかに支払いをして、信用を取り戻すようにしましょう。

さて、支払い日を忘れていたなんてのん気な理由ではなく、支払いが困難になってしまっていたり、支払いを拒否してしまうような感じになって、滞納を続けている人はいませんか?そのうち払うから大丈夫なんて余裕な顔をしていませんか?

住宅や車などの大きな買い物をする為にローンを組んでいる場合、ちょっとした借金とはまた違いますよね。1円であっても1億円であっても、借りているという事には変わりがないので、契約した以上は返す義務があるのですから、返して欲しい物なのです。特に住宅や車は、その物を購入する事を目的にしたローンであり、その物を所有させてもらっている以上、尚更、しっかりと支払いをしてもらいたいものです。

しかし、支払いをしない人も多いみたいですね…。やむおえない事情があるのかもしれませんが、滞納が続くというのは良い事ではありません。そして、滞納をしていると結局損をする事になってしまいます。“遅延損害金”というものが発生します。これは法律で支払わなければいけないと決められているので、支払う義務があります。

これはローンに関わらず、どんな借金でも支払い日を過ぎた時には、支払う義務があるお金なのですが、住宅ローンや自動車ローンは、例えばクレジットカードでの買い物やキャッシングなどでの借金に比べて、かなり低めの金利で組めるローンです。

しかし、遅延損害金にかかる金利は高く設定されていますし、元々の元金も大きい事が多いので、遅延損害金が高くなってしまう事はよくある事です。「そんなお金を請求するなんて不当だ!」やら「すぐに払うから待って!」なんて事も通用しないです。なんせ法律で決まっているので…。

もちろん、遅延損害金を支払う事で、その後もローンを継続する事は可能です。しかし、この遅延損害金を支払わなければ、ローンを継続する事はできなくなるかもしれません。どこまでローンを組んだ金融会社が待ってくれるかは様々でしょう。しかし、ローンを解約されてしまったり、一括請求がきたり、場合によっては保障人に迷惑をかける事になるかもしれません。

どちらにしても、延滞を繰り返すようでは、信用も少なくなっていきます。できるだけ延滞はしないようにした方が良いでしょう。遅延損害金が発生した時には、反省して速やかに支払うようにしましょう。もし、どうしても事情がある場合は、放置するのではなく、キチンと連絡をしておいた方が多少なり、信用を持ち続けてもらえるでしょう。無断で勝手な行動は慎みましょう。

また、どうしても支払いをできる状態ではない場合、この先も支払いを継続する見込みもない場合は、速やかに弁護士などに相談をして、支払いをできるようにしたり、場合によっては住宅や車を手放さなければいけない事もあるかと思いますが、まぁそれも仕方がない事かもしれませんので、放置して問題が大きくなる前に自分で行動しましょう。