冷静に! 無利息だけで消費者金融は儲けない 条件あるはず確認して
宣伝広告で「無利息」を前面に出した消費者金融があり非常に魅力的かもしれませんが、そのまま単純に受け止めて安易に利用するのはとても危険です。
まず、消費者金融は、ボランティアでもなんでもなく、立派な企業であるということを改めて認識しなければいけません。消費者金融が、企業として利益をあげるためには、お金を貸す際には、必ず法律に基づいた利率の利息を貸す金額に加えます。そして、お金の返済の際には、その利息分を加えて額で返済してもらいます。基本的に「無利息」で消費者金融のビジネスは成立しないのです。
つまり、広告宣伝として前面に「無利息」でアピールしていること自体はウソではないかもしれませんが、必ず、消費者金融側に損が無いようにするために、何らかの条件や制約があるはずです。よくある条件には、ある短い一定の期間に該当する借り入れには、利息を付けないというもので、ある期間を経過すると利息が付くのです。
このような条件は一見、消費者金融側が損をしてしまうのではないか、と思うところですがそんなことはないのです。スーパーで試食をして気に入れば、お代を払ってでも試食したものを購入するのと同じで、無利息でお金を借りて利用のしやすさなどのメリットを感じた人は、次からは多少の利息が生じてもお金を借りるでしょう。
一般的に無利息をうたっているサービスでの無利息期間は、およそ7日から45日間前後で、初めての利用であれば無利息を適用する消費者金融が多いです。また、きちんと返済する実績のある信用が確実な利用者には、一定期間を無利息で利用できるサービスを提供している消費者金融もあるようです。
また、無利息のサービスを繰り返し巧みに利用しながら長期にわたり無利息でお金を借り続けることができるのでは、と考えるかもしれませんが良く考えると、そう上手くは行きません。最初に借りた無利息期間内に返す分のお金に継続して借り続ける分とを合わせた金額を、次の消費者金融から借りるわけですから、消費者金融から借りる金額はどんどん大きくなっていきます。どこかで、消費者金融から借りずに、きちんとした返済ができない限り歯止めがききません。
無利息サービスは、本当に限られた条件の中で確実に返済できる計画があるうえで利用することが、最大限のメリットを受けることができるでしょう。世の中、そんな上手い話はありません。