投資目的のキャッシングの是非

キャッシングで得た現金、投資に利用する是非を問う!

現金融資を受けることを一般的にキャッシングというわけですが、キャッシングで手にした現金をどのように利用するかは個人の自由と言えるでしょう。しかし、利用目的の一つに挙げられる「投資」に関して疑問が生じます。キャッシングで手にした現金を投資に利用するのは、果たして相応しいことなのか否か・・・。その答えを徹底追及したいと思います。

投資のためにキャッシング

投資のためにキャッシングをするとは言いますが、投資法も各種各様ですから、ここでは一般的な株式投資を一例として考えてみましょう。株式投資のためにキャッシングをして、キャッシングの返済をすると同時にキャピタルゲイン(株価差益)とインカムゲイン(配当収入)を得ることは可能なのでしょうか?

キャッシングで50万円を借入したとしましょう。それを1年間、金利18%(年利)で借入したとします。そうすると、返済利息は50万円×0.18=9万円という計算になります。つまり、1年後に59万円の返済を完済さするために、株式投資で最低でも9万円の利益を得なければならないことになります。

キャッシングした50万円で、株価10万円の株式を5株買ったとしましょう。年間配当金は4%とすればインカムゲインは2万円となりますので、10万円の株価が最低でも11万4千円に上昇する必要があります。

◆11万4千×5株+配当金2万円=59万円

これで損益はゼロ、株価が11万円4千円以上になれば、上昇した分だけ株価差益を得ることになり、キャッシング&投資法がとりあえずは成功したことになります。もちろん、これは卓上の計算に過ぎず、絵に描いた餅に終わる可能性も小さくありません。

そもそも投資とは

上記の計算がうまくいけば利益は得られるかもしれませんが、あらためて考えたいのは投資の本来あるべき姿です。投資とは、【余裕資金で行う】のが大前提です。生活費を削って投資をすることはすすめられておらず、ましてキャッシングで借金をしてまで投資を行なうことはタブーとなります。

なぜ余裕資金で投資をすべきなのか、その答えは非常に簡単で、一言で言えばリスクが高すぎるからです。ですからキャッシングをして、手にした現金で株式売買というのは明らかにリスクの高い行為となり、キャピタルゲインやインカムゲイン云々の問題ではないのです。

そう考えると、キャッシングをしての投資行為は是か非で言えば‘非’となります。まずは余裕資金ができるくらいにお金を稼いでから投資を手掛けるのが最善の選択と言えるでしょう。そのことを肝に銘じ、投資行為が目的でないならばどんどんキャッシングをすれば良いのです。
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